2010年2月26日金曜日

RSウイルスをご存じですか?

最近咳の出る風邪が流行っていますね。
もしかして「細気管支炎(RS)」ではありませんか?
聞き慣れない病名ですが、一体どんな病気なのでしょうか。

細気管支炎とは、赤ちゃんに「RSウイルス」などの風邪ウイルスが感染して
ゼイゼイと息苦しくなる病気です。
乳児に起こる細い気管支(細気管支)の病気で、とくに6ヶ月未満の赤ちゃんは重症になりやすい傾向があります。
病名はよく似ていますが、太くて大きな気管支に起こる「気管支炎」とは別の病気です。
10月~4月頃までの冬に主に流行します。
大人や年齢の大きなお子さんは同じウイルスにかかっても風邪の症状だけで終わります。


★ 何故赤ちゃんだけが細気管支炎になるのでしょう?
   答:赤ちゃんの細気管支がとても細くつまりやすいからです。

★ 症状は?
   答: 風邪の症状で始まります。発熱、咳や鼻水、鼻づまりで始まりますが、次第に咳がひどくなり、ゼイゼイと苦しそうな息になってきます。1~2日の内に咳がひどくなり、呼吸が速くなります。

★ 赤ちゃんの呼吸が苦しいときの症状は?
   答: ■ うなりながら咳をする  ■ 息を吐くときにひゅーひゅー・ゼーゼーと笛のような音がする。 ■ 唇の周りや指先の色が青っぽくなってくる。

★ 気をつけること・・・水分が十分に取れなくて脱水症状がみられるときも、小児科医に相談すること。 ■いつもの量の水分摂取が出来ていない ■ 口の中が乾いている ■泣いても涙が出ない ■いつもより尿量が少ない。

★ 家庭で気をつけること・・・ 細気管支炎の原因はウイルスです。そのため抗生物質も効きません。大切な事は、赤ちゃんの症状を和らげることです。

※ 呼吸が苦しそうなときは、背中を優しくたたいたり、体を起こすように抱っこしてあげてください・
※ 鼻が詰まっているときは、綿棒で掃除をしたり、鼻水を吸い取ってみましょう。
※ 部屋が乾燥しすぎないように工夫しましょう。
※ 母乳やミルクは一回分を少なくして、何回にも分けて与えましょう。

★ 予防
赤ちゃんを原因となるウイルスに近づけないことが最も大切です。主な原因のRSウイルスは感染した人の鼻水やつばからうつります。良く手を洗うことによって予防することができます。赤ちゃんにふれる人は必ず手を洗ってからにしましょう。
RSウイルスに感染しているかどうかは小児科で簡単に検査してもらえます。インフルエンザの検査のように鼻からの吸引物を調べることによって15分ほどでわかります。

参考資料: 日本外来小児科学会