2011年2月5日土曜日

予防接種について②

<続き>


Q: はしかなどは、予防接種をするより自然にかかった方がいいのではないですか。

A: いいえ。 はしかは子どもにとっては重病で、命に関わることさえあります。
子どもだから軽くすむ、などということはありません。
また、はしかにかかると、まだ予防接種を受けていない子ども達にうつしてしまいます。
*予防接種は本人のためであり、周囲への大切なマナーでもあるのです。




Q: きちんと予防接種すれば、その病気には一生かからないのですか。

A: 一生効果が続くものや、受けてから数年で効果がなくなるものなど、予防接種の種類によって様々ですが、病気にかかりやすい子どもの頃に受けておくっことが大切です。

子どもにとっては、きちんと受けたにもかかわらず罹ってしまうことがありますが、予防接種の必要性に変わりありません。




Q: けいれんを起こしたことがある子や、アレルギーがある子でも、接種できますか。

A: はい。そういう子どもこそ予防接種が必要と考えています。 接種できるかどうか、できるとすればその具体的な方法について、主治医とよく相談しましょう。 あらかじめ検査をする、薬を用意しておくなど準備が必要です。




Q: 副反応が心配です。

A: 予防接種をすることによって、少しだけ病気の症状がでてしまったり、過剰な反応が色々な症状を表すことがあります。それが「副反応」です。

ほとんどは一時的なもので心配ありませんが、ごくまれに命に関わる重い副反応が起こることがあります。しかし、以前に比べると、ワクチンの改良により、その発生はぐんと減っています。

主な副反応とその発生頻度はだいたい次の通りです。


■ 軽い副反応(100人あたり数人~十数人)・・・微熱・注射した場所の腫れ・発赤・痛み


■ 中等度の副反応(数百~数千人あたりに1人)・・・熱性けいれん・関節の痛み・皮下出血


■ 重い副反応(数十万~数百万人あたり1人)・・・重いアレルギー反応・脳炎・脳症



Q: 副反応がゼロではないのに、それでも予防接種は必要ですか。

A: はい。 予防接種のために起こるかもしれない副反応よりも、治療法のない病気に罹ってしまうほうが遙かに危険だからです。 
副反応を恐れるあまり、病気の恐ろしさを忘れることがないようにしたいものです。



Q: 万が一、重い副反応が起こったときには、どんな救済制度がありますか。

A: 副反応のために入院した、後遺症が残ったなどの不幸な健康被害が出た場合、医療費、保証金や介護手当の支給などの救済制度があります。詳しくは主治医にお尋ねください。



Q: 日本は世界の中で予防接種は進んでいる方ですか。

A: 日本の予防接種は世界的にみて、種類、回数ともに少なく、摂取率も低い方です。
アメリカ合衆国で発症するはしかの25%は日本からの持ち込みであるとされています。
外国に留学するときや家族で暮らすことになったときに、その国の予防接種がすんでいないと、大学はおろか、小学校も入れないことがあります。




子どもは病気に罹りやすく、かかると重くなることがありますので、病気にかからないように守る役目が予防接種です。

病気が流行すると、子どもだけでなく、それを取り巻く社会にも大きな損失をこうむります。

子どもを守るためにはもちろんですが、社会全体を病気の被害から守るためにも、予防接種は必要です。



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以上日本外来小児科学会リーフレットより。

みなさま、以下がお考えですか。

次回は任意の予防接種について取り上げてみたいと思います。