2011年7月11日月曜日

おたふくかぜ(流行性耳下腺炎)

おたふくかぜ(流行性耳下腺炎)


<原因>
おたふく風邪ウイルス。唾液腺でウイルスが増え、飛沫により感染します。
症状が出る3日前くらいから感染すると言われています。
唾液腺が腫れが出てから4日間は感染力があります。
感染力は余り強くないようです。(はしか・水疱瘡よりは弱い)
症状が出ない感染もあり、感染者の約20~30%に表れるそうです。


<症状>
耳の下(耳下線)が腫れて痛がります。たいてい左右とも腫れますが、片方だけのこともあります。
腫れは一週間でひきます。熱は3~4日で落ち着きます。
熱は出ない場合もあるので、子どもが「耳が痛い」「物を食べると痛い」と、訴えたときは注意しましょう。

<合併症>
髄膜炎や難聴などを引き起こすことがあります。


<治療>
熱や痛みをさえる薬を処方します。痛い時は冷湿布も良いでしょう。
腫れが引くまではほかのお子さんにうつります。 治癒までに約一週間かかるそうです。

成人男性が罹った場合は、睾丸炎を合併し、不妊症の原因となることもあります。
保護者の方で罹った記憶のない方は検査をして、免疫がないときは予防接種を受けることもできます。


<症状と経過のまとめ>
潜伏期(感染してから症状が出現するまでの日数):14~18日

↓

唾液腺の腫れ: 耳下腺(耳の下方)、あごの下、あごの下、舌下線(舌の下の方)が腫れる、押さえると痛い。

↓

熱が出る(30%~50%)

↓

睾丸炎(乳幼児では見られない): 思春期以後に出現する(20%~50%) 睾丸が腫れて強い痛みが出る。




<ご家庭で気をつけていただきたいこと>

食べ物:
すっぱい物やよくかまなくては行けない食べ物は避けましょう。
よけいに痛くなります。
痛みが強い時は、かまずに飲み込める物を与えます。
牛乳やみそ汁、ポタージュスープ、プリン、ゼリー、おかゆ、とうふ、グラタンなどがよいでしょう。

入浴:
高い熱のあるときや痛みが強いとき以外はかまいません。


こんな時はもう一度診察を:
☆頭痛が強く、何度も吐くとき。
☆一週間たっても腫れが引かないとき。
☆熱が5日以上続くとき。
☆耳の下の腫れが赤くなったとき。
☆睾丸を痛がるとき。

参考資料:
日本外来小児科学会 「お母さんに伝えたい こどもの病気ホームケアガイド」
学研ラポム
兵庫県医師会「ワクチンで防げる病気」